ホーウィン クロムエクセルとキャバリエを比較してみた
気に入ると色違いや素材違いを入手して、並べて楽しむ性癖があります笑
右がホーウィン クロムエクセル ナチュラル
左がホーウィン キャバリエ ウィート
どちらも同じホーウィン社のレザーです。
ご存じクロムエクセルは、クロム塩とタンニンでコンビ鞣を施した後、牛脚油や馬油、魚油などの動物性油脂と、蜜蝋や松脂などの植物油をブレンドした油脂をドップリ含ませたオイルレザーです。
対してキャバリエは、ほとんどクロムエクセルと同じ工程を踏みながら、ベジタブルタンニングで鞣したレザーです。
どっちが上か、は特性が違うので断ずる事は出来ませんが、キャバリエのが製作日数が掛かることから、やや高価になります。
こうして見比べると、クロムエクセル ナチュラルっつったって茶色じゃねえかよ、って言いたくなりますが、新品の時は、どちらも同じような色味だったんですよね。
通常のクロムエクセルは芯通しをせずに表面だけ染めている、いわゆる丘染を施されていますが、クロムエクセル ナチュラルは素上げだと聞いたので、色の変化が激しいのだと思われます。
なお、キャバリエは透明塗膜のアニリン仕上げなので、美しい透明感を保ちながらも革本来の表情を長く楽しめるようになっています。