ADDICT CLOTHES AD-01(HORSE HIDE)
ADDICT CLOTHES
MODEL: AD-01 CENTER ZIP JACKET
BODY:HORSE HIDE(Black)
アディクトクローズのシープ・ホース・キップの違いについてご質問いただきましたので、まずはホースハイドのAD-01をご紹介します。
この馬革ならではのツヤ・ハリ・重厚感が画像で伝わるでしょうか?
これはやっぱり実物を見て欲しいなぁ~。
手に取った時の心地良い重量感。
オレはいま、馬を一頭この手にしている。
こいつは男の本能をゴリゴリに刺激してきますね。
このドーンと切り返しの無い一枚革の背面が贅沢この上ない。
馬は牛や羊に比べると活発で運動量の多い生物です。
これだけキズやシワが少ない大きな馬革は、それだけでも貴重です。
先日ちょこっと鞣しについて触れましたが
コイツには、限りなくフルベジタブルタンニングに近づけたベジタン+クロムの混合鞣しが施されています。
私は革の専門家ではないので間違った情報を書き残すのは避けたいので、さらりとだけ触れますね。
【ベジタブルタンニング】は、植物の渋(タンニン)を利用した昔ながらの鞣し製法で、比較的に革が固く仕上がるのが特徴です。その分、型崩れしにくい利点もあります。ついでにタンニンが酸化することによって色が濃くなっていくという、経年変化も楽しめます。
【クロム鞣し】は、クロム塩という化学薬品を使い、18世紀にドイツで開発され、20世紀に入ってから実用化された、割と最近の鞣し製法です。
クロム鞣しで仕上げた革は、軽く柔らかく耐久性・耐水性も高く、何よりコストが安いと良い事づくめに聞こえますが、我々のような革物大好き人間にはとっては大変なデメリットを抱えています。ベジタンに比べて馴染まないし、タンニンが含まれていないのでエイジングすることもありません。
混合鞣しは、この二つの鞣しの良いトコ取りを狙った、ハイブリッド製法とも言えますね。
分かり易くホースとシープで並べてみましょう!
どうでしょう。分かりませんよね。
強いていえば、ホースのがパリッとツヤッとして見えますかね。
よりツヤ感がハッキリする角度で撮ってみましたが、画像では伝わり難いですかね。
これはやはり、可能ならば実物を手に取って見て欲しいです。
そして重要な情報ですが、アディクトクローズのホースハイドは芯まで黒く染めていますので、どんなに着込んでも茶色は出てきません(別注物を除く)。
ですが、擦れた部分の繊維が寝ることでツヤが増し、タンニンの酸化で黒みが深くなり、迫力満点の漆黒の革ジャンに育つことが約束されています。
メリハリの効いた茶芯も良いけれど、芯通しならではのツヤと黒の魅力も楽しみたいですね!