安藤製靴 JEREMY 1st
【Ando-Shoe JEREMY 1st】
知ってる人は知っている、昭和34年創業の日本最高峰ブーツメーカー『安藤製靴』。
直営店は錦糸町のみ。しかも火・木・土の15~18時だけオープンという、実にタイトな営業スタイル。
こちらも綿密にスケジュール調整しないと、おいそれ試着にすら行けません。
そうして、ようやく直営店『オリジン』に辿り着くと、ちと強面な社長が応対してくれます。
ですが、実は気さくな親父さんでして、1を聞くと5くらいにして返してくれます笑
そして、こいつがその安藤製靴の看板的ワークブーツ『JEREMY』の初代です。
私自身、ずっとジェレミーだと思っていたのですが、正しく”ジェルミ”です。
HP見たらそう書いてあったね!
今は無くなってしまったアメリカの老舗タンナー『Salz Leather』社の社長さんの名前から命名されたそうです。
特筆すべきは作りの丁寧さ。
20年近く経った今も、シャフトがピンピンしてますし、
ヴァンプにもシワや歪みが出ていません。
そもそも安藤製靴は登山靴店。
登山家・三浦雄一郎氏が若いころから安藤の登山靴を愛用しているのは有名ですね。
登山靴は命を預ける重要なギアであったので、
作りの良さは当然として、製品として信用が置ける事が何よりも大切だったでしょう。
個人的には、このギザウェルトが堪りません。
なんでギザギザにしているのかは分かりません。
知っている方がいたら教えて下さい。
そんな魅力満載な安藤製靴ジェルミですが、
作りがしっかりしすぎているせいか、足になかなか馴染んでくれません。
その点では、ユルい作りのアメリカンなブーツのが、足馴染みは早いかも知れません。